舞鶴市にある、
鎮守山 大聖寺
ここに、全国から手紙が寄せられる“緑のポスト”があるのを紹介したい✉️
大聖寺について
明治36年(1903年)、旧日本海軍の舞鶴鎮守府の開庁・及び新市街地整備を機に、西国第二十九番札所である松尾寺から寺院の一部を移転して開山。(旧称「鏡智院」)
その後、1942年に大聖寺に改称。
山号の「鎮守山」は、舞鶴鎮守府の初代司令長官を務めた東郷平八郎が贈ったとされる
緑のポストとは?
赤ではなく、緑色に塗られたこちらのポストは亡き人への手紙を承るポストとして知られる📮
本堂の横にある藤棚の下に置かれたポストのすぐ横には、年中枯れることのないという不動滝が流れていて、ポストと一緒に写真に収めることができた📷
ご案内文
亡き人への手紙・・・
「緑のポスト」(ご案内)
亡き人への手紙を封筒に入れ、封をして投函してください。
春と秋の彼岸の頃、亡き人のもとに手紙が届きますようお祈りし、お焚き上げいたします。
- 寺で開封することは決してありません。
- 切手は不要です。お気持ち(お賽銭)を同時に投函いただければ、有難く存じます。
鎮守山 大聖寺
檀家さんから寄贈されたもの
この「緑のポスト」は、元々は特定郵便局長をしていた檀家さんから寄進されたもの📮
郵便局で実際に使われていた郵便ポストで、本物と間違われないよう緑色に塗って賽銭箱として設置されたんだとか。
ポストに入っていた1通の手紙
もう10年以上も前、住職は緑のポストに1通の手紙が入っているのを見つける。
“もしかしたら、本当の郵便ポストと間違われたのかもしれない”と思った住職が中身を確かめると、そこに書かれていたのは
「お空の上で遊んでいますか」
から始まる内容の手紙✉️
どうやら母親が亡き我が子に宛てたとみられる内容が書いてあったそうで、その内容に心を打たれた住職は手紙をお焚き上げして供養することに。
2019年、亡き人宛のポストへ
その後も、宛先のない手紙が何度か入っていることがあり、いずれも故人へ宛てた手紙だったことから、2019年6月にこのポストを正式に“亡き人に手紙を届けるポスト”にすることにした📮
住職
「もう会えない大切な家族、お世話になった方々へ、伝えたい気持ちを手紙に書いて封をして投函してみませんか」
と住職がメディアを通して呼びかけたところ、全国から大きな反響が。
全国から集まる手紙
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口コミで知って手紙を持参する参拝者や、遠方からも訪れる人が続々🤭
又、緑のポストに入れてほしいという旨が書かれた紙と一緒に手紙が届くこともあるんだそう✉️
手紙が届くのは年に2回
投函はいつでも自由にできるけども、手紙が届くのは春と秋の彼岸のころ。
住職が故人に手紙が届くことを祈りながらお焚き上げして供養される🙏
境内には筆記用具や便箋も用意してあり、その場で書くこともできる
故人を思いながら手紙を書く事で心がすっきりすることもあるようで、2〜3時間こもって書き、晴れ晴れした顔で出てこられたりするんだそう😌
お寺情報
【住所】〒625-0080
京都府舞鶴市字北吸970
【電話番号】0773ー62ー5345
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