銀閣寺から清水寺へ移動するとき、「バス1本で行ける?」「どのバス停から乗ればいい?」「混雑を避ける方法はある?」と迷う方は多いでしょう。実は、曜日によって便利な移動方法が変わります。土休日なら観光特急バスEX100を利用でき、平日は祇園方面を経由する方法が実用的です。
この記事では、銀閣寺から清水寺までのバス・タクシー・徒歩での行き方や料金、所要時間の目安、混雑対策を解説します。東山観光を楽しめるモデルコースも紹介するので、京都旅行の計画づくりに役立ててください。
銀閣寺から清水寺への行き方は?所要時間とおすすめルートを比較

銀閣寺と清水寺は、どちらも京都を代表する観光スポットですが、歩いてすぐという距離ではありません。移動ではバスを中心に考えるのが一般的です。
ただし、平日と土休日では使いやすい路線が異なり、観光シーズンには渋滞も発生します。時間だけでなく、混雑や途中観光も含めてルートを選びましょう。
銀閣寺から清水寺へ最短で移動するならどの方法?
できるだけ移動を簡単にしたい場合、土休日なら観光特急バスEX100が便利です。「銀閣寺前」から乗車すると、岡崎公園や祇園を経由して「清水道」方面へ向かいます。乗り換えがないため、京都のバス路線に慣れていない旅行者にも利用しやすい方法です。
一方、平日はEX100が基本的に運行していないため、「銀閣寺道」から203系統で祇園方面へ移動し、祇園から徒歩または206・207系統などへ乗り換える方法が分かりやすいでしょう。
京都市内は道路の混雑によって到着時間が変わりやすいため、「最短時間」だけで判断しないことも大切です。
土休日は観光特急バスEX100なら乗り換えなしで移動できる
土曜・日曜・休日に移動するなら、まず確認したいのが京都市バスの観光特急EX100です。銀閣寺前から清水寺・京都駅方面の便に乗車すれば、銀閣寺道、岡崎公園、祇園などを経由して清水寺最寄りのエリアへ向かえます。
公式時刻表の一例では、銀閣寺前を9時45分に出発する便が清水道に10時03分に到着する設定で、乗車時間は約18分です。ただし、京都の東山周辺は混雑しやすいため、実際の所要時間は道路状況によって延びる可能性があります。
観光特急バスの大人運賃は500円です。乗り換えを減らしたい人には使いやすい選択肢でしょう。
平日は銀閣寺道から203系統で祇園方面へ向かう
平日に銀閣寺から清水寺へ向かう場合は、銀閣寺から歩いて「銀閣寺道」バス停へ向かい、市バス203系統の祇園・四条河原町方面行きを利用する方法があります。
203系統は銀閣寺道から錦林車庫前、東天王町、熊野神社前、東山三条、知恩院前などを通り、祇園方面へ向かいます。まず祇園まで移動してしまえば、清水寺までは徒歩とバスのどちらも選択できます。
バスを待っている間は系統番号だけでなく、車両前面に表示される「祇園・四条河原町方面」を確認すると安心です。反対方向へ乗らないよう注意しましょう。
祇園から清水寺へは徒歩または市バスへの乗り換えが便利
祇園に到着したら、そのまま徒歩で清水寺へ向かう方法があります。八坂神社周辺から高台寺、二年坂、産寧坂へと進めば、京都らしい東山の街並みを楽しみながら清水寺へ向かえます。
歩く時間を減らしたい場合は、祇園から207系統など清水寺方面へ向かう市バスに乗り換え、「清水道」周辺で下車する方法もあります。
ただし観光シーズンは祇園から清水寺周辺の道路自体が混雑します。「次のバスを待つより歩いたほうが早そう」と感じるほど道路が混んでいる日なら、祇園から徒歩へ切り替えるのも一つの方法です。
銀閣寺から清水寺までタクシーを使う場合
子どもや高齢の家族と一緒に旅行している場合、荷物が多い場合にはタクシーも便利です。銀閣寺周辺から清水寺方面へ直接移動できるため、乗り換えの負担を減らせます。
特に3〜4人で移動するときは、1人当たりの負担を分けられるのもメリットです。ただしタクシーも道路渋滞の影響を受けます。桜や紅葉のピーク、連休などは時間と料金の両方が通常より増える可能性があります。
また、清水寺の門前まで一般車両で自由に乗り入れられるとは限りません。降車地点から坂道を歩くことも想定し、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
銀閣寺から清水寺まで徒歩で移動できる?
徒歩で移動すること自体は可能ですが、「単なる移動」として歩くより、京都観光の散策コースとして考えるほうが楽しめます。
代表的なのは、銀閣寺から哲学の道を南へ歩き、南禅寺周辺、平安神宮・岡崎エリア、祇園、八坂神社、高台寺、二年坂・産寧坂を経て清水寺へ向かうルートです。
哲学の道だけでも銀閣寺付近から若王子神社付近まで約2kmあります。さらに清水寺まで歩くため、休憩や観光時間を含めれば半日コースとして考えるのが無難です。「歩いて京都を感じたい」という人には、とても魅力的なルートでしょう。
バス・タクシー・徒歩の所要時間と料金を比較
銀閣寺から清水寺への移動は、曜日や目的によっておすすめが変わります。おおまかな特徴を比較すると次のようになります。
| 移動方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| EX100 | 土休日限定・乗り換えなし | 楽に移動したい人 |
| 203系統+徒歩 | 平日に利用しやすい | 観光も楽しみたい人 |
| 203系統+市バス | 歩く距離を減らせる | 徒歩を減らしたい人 |
| タクシー | 乗り換え不要 | 家族・グループ |
| 徒歩 | 東山をじっくり観光できる | 散策が好きな人 |
京都市バスの均一区間普通運賃は大人230円、観光特急バスは500円です。市バスを何度も利用するなら、1回ごとの料金だけでなく1日乗車券も比較するとよいでしょう。
銀閣寺から清水寺までバスで行く方法を詳しく解説
京都観光では「目的地に近いバス停の名前」を事前に把握しておくと移動がかなり楽になります。銀閣寺周辺には「銀閣寺前」と「銀閣寺道」があり、清水寺周辺には「清水道」と「五条坂」があります。似た名前が多いため、それぞれの位置と利用する路線を理解しておきましょう。
銀閣寺前と銀閣寺道はどちらのバス停を利用する?
銀閣寺の近くには主に「銀閣寺前」と「銀閣寺道」という2つのバス停があります。銀閣寺前は寺院に比較的近く、京都市観光公式情報でも銀閣寺まで徒歩約5分の位置と案内されています。
銀閣寺道は白川通今出川付近にあり、銀閣寺からは少し歩きます。こちらは203系統など通常の市バスを利用するときによく使います。
土休日にEX100を利用して清水寺方面へ行くなら銀閣寺前が便利です。平日に203系統を使う場合は銀閣寺道へ向かう、と覚えておくと分かりやすいでしょう。乗車前には当日の時刻表も確認してください。
清水道と五条坂は清水寺へ行くならどちらがおすすめ?
清水寺へ向かうバスでは「清水道」と「五条坂」という2つの停留所をよく目にします。どちらからでも清水寺へ歩いて行けますが、銀閣寺方面から観光特急EX100で南下する場合は、先に清水道へ到着します。
清水道で降りれば、松原通・清水坂方面へ歩いて仁王門を目指せます。周辺には二年坂や産寧坂へつながる東山散策ルートもあり、街歩きを組み合わせやすいのが魅力です。
五条坂側からは五条坂や茶わん坂を上るルートがあります。清水寺公式サイトでは、境内への入山ルートとして清水坂側と茶わん坂側の2ルートが案内されています。
京都の市バスで混雑を避けるために知っておきたいポイント
京都では「バスなら必ず早い」とは限りません。特に東山周辺は春の桜、秋の紅葉、ゴールデンウィークなどに道路が混雑し、バスが予定時刻より遅れることがあります。
銀閣寺から清水寺を観光する日は、分単位で予定を詰め込みすぎないほうが安心です。特に午後に清水寺へ移動する場合は、閉門時間から逆算して早めに動きましょう。
また、祇園まで到着した時点で道路が混雑しているなら、その先を徒歩へ切り替える方法もあります。八坂神社や高台寺周辺を観光しながら歩けば、単なる移動時間を京都散策の時間へ変えられます。
銀閣寺から清水寺へ移動するときの混雑対策と注意点
銀閣寺から清水寺へのルートは、京都でも人気観光エリアを南北に移動するコースです。そのため、季節や時間によって交通状況が大きく変わります。予定どおりに進まないことを前提に、移動時間には少し余裕を持たせておくと安心して観光できます。
桜や紅葉シーズンはバスの所要時間に余裕を持つ
春の桜シーズンや秋の紅葉シーズンは、銀閣寺、哲学の道、南禅寺、祇園、清水寺といった人気エリアに観光客が集中します。バス停だけでなく道路そのものが混雑するため、時刻表どおりに進まないケースも考えておきましょう。
おすすめは「バスだけに頼りすぎない」ことです。例えば銀閣寺から203系統で祇園まで移動し、祇園から清水寺へ歩けば、渋滞区間を歩いて抜けられる場合があります。
時間に余裕があれば途中の寺社や街並みも楽しめるため、東山エリアでは徒歩をうまく組み合わせることが観光の満足度にもつながります。
大きな荷物がある場合はバス以外の移動方法も検討する
スーツケースなど大きな荷物を持ったまま銀閣寺と清水寺を巡るのは、あまりおすすめできません。どちらの寺院周辺にも坂道や人通りの多い参道があり、バスが混雑すると乗車自体が大きな負担になります。
可能であれば京都駅周辺や宿泊施設の荷物預かり、コインロッカーなどを活用し、身軽な状態で東山観光へ向かいましょう。
どうしても荷物を持って移動しなければならない場合は、タクシーの利用も検討できます。交通費だけでなく「体力をどれだけ温存できるか」まで考えると、旅行全体として快適な選択になることがあります。
清水寺の拝観時間から逆算して銀閣寺を出発する
銀閣寺をゆっくり観光したあと清水寺へ向かう場合、一番注意したいのが清水寺の閉門時間です。清水寺は通常6時に開門しますが、閉門時間は季節や夜間特別拝観によって変わります。
2026年は7月1日〜8月13日が18時30分閉門、8月14日〜16日は千日詣り・夏の夜間特別拝観に伴い21時30分閉門、8月17日〜31日は再び18時30分閉門と案内されています。
銀閣寺は3月〜11月が8時30分〜17時、12月〜2月が9時〜16時30分です。最新情報を両寺院の公式サイトで確認してから出発しましょう。
銀閣寺から清水寺を巡るおすすめ観光モデルコース
銀閣寺から清水寺へ向かうなら、移動だけで終わらせるのは少しもったいないところです。この2つの間には哲学の道、南禅寺、岡崎、祇園、八坂神社、高台寺、二年坂など京都らしいスポットが連なっています。時間に余裕があれば「北から南へ歩く東山観光」として組み立ててみましょう。
銀閣寺から哲学の道と南禅寺を巡って清水寺へ向かう
歩くことが好きなら、銀閣寺を観光したあと哲学の道へ入るルートがおすすめです。哲学の道は銀閣寺周辺と若王子神社付近を結ぶ約2kmの散歩道で、桜や紅葉の時期には特に人気があります。
南へ歩けば法然院周辺や永観堂、南禅寺方面へつなげられます。その後は地下鉄東山駅周辺や岡崎エリアへ進み、祇園方面へ向かう流れです。
すべて徒歩で清水寺まで行く必要はありません。疲れてきたら途中からバスやタクシーへ切り替えると、無理のない京都観光になります。歩く区間を自由に調整できるのもこのコースの魅力です。
八坂神社や二年坂・産寧坂を組み合わせて東山を楽しむ
祇園まで来たら、すぐバスに乗らず八坂神社から清水寺まで歩いてみるのもおすすめです。八坂神社周辺から高台寺方面へ進み、二年坂、産寧坂を経由して清水寺へ向かえば、京都らしい町並みを存分に楽しめます。
石畳や坂道が続くため歩きやすい靴は必須ですが、「京都に来た」という気分を味わいやすいエリアです。
ただし昼前後から午後は混雑することがあります。写真撮影や買い物の時間も含めると想像以上に時間を使うため、清水寺の拝観時間には余裕を持たせてください。
銀閣寺と清水寺を半日・1日で回るスケジュール例
効率を重視するなら、朝から銀閣寺を訪れ、その後清水寺へ南下する流れが組みやすいでしょう。例えば次のようなスケジュールです。
| 時間帯 | 観光内容 |
|---|---|
| 8:30頃 | 銀閣寺を拝観 |
| 9:30頃 | 銀閣寺周辺を出発 |
| 10:00〜11:00頃 | 岡崎・祇園方面へ移動 |
| 11:00〜13:00頃 | 八坂神社・高台寺周辺 |
| 13:00〜14:00頃 | 二年坂・産寧坂散策 |
| 14:00以降 | 清水寺を拝観 |
時間に余裕がある1日コースなら、哲学の道や南禅寺を追加できます。半日なら途中観光を減らし、バス中心で移動すると効率的です。
銀閣寺から清水寺へ行く前に知っておきたいよくある疑問
最後に、銀閣寺から清水寺へ移動する際によく迷いやすいポイントを整理します。「バス1本で行けるのか」「1日券を買ったほうが得なのか」といった疑問は、曜日やその日の観光予定によって答えが変わります。自分の旅程に合う方法を選びましょう。
銀閣寺から清水寺はバスだけで移動できる?
土休日なら観光特急バスEX100を利用することで、銀閣寺前から清水寺最寄りエリアまで乗り換えなしで移動できます。2026年8月時点の京都市交通局の時刻表では、平日には銀閣寺前発のEX100は設定されていません。
平日は銀閣寺道から203系統で祇園方面へ向かい、祇園から206・207系統などへ乗り換える方法があります。
ただし、祇園から清水寺までは徒歩観光との相性も良いため、必ずしも最後までバスに乗る必要はありません。混雑状況と体力を見ながら柔軟に判断するとよいでしょう。
京都の地下鉄・バス1日券は利用したほうがお得?
京都市交通局の地下鉄・バス1日券は、大人1,100円、小児550円です。市バス・地下鉄を使って銀閣寺と清水寺だけでなく、京都駅や別の観光地にも移動する場合は検討する価値があります。
通常の市バス均一区間は大人230円なので、市バスを数回利用するだけなら普通運賃のほうが安い場合もあります。一方で地下鉄とバスを何度も組み合わせる日なら1日券が便利です。
観光特急EX100にも地下鉄・バス1日券を利用できます。その日の移動回数をおおまかに数え、個別払いと比較してから購入すると無駄がありません。
銀閣寺と清水寺はどちらを先に観光するのがおすすめ?
1日で両方を回るなら、朝に銀閣寺を訪れ、その後南へ移動して清水寺を目指す流れがおすすめです。銀閣寺は2026年8月時点で3月〜11月が8時30分開門なので、朝から観光を始められます。
現在の銀閣寺の参拝志納料は高校生以上1,000円、小・中学生500円です。公式FAQでは通常の拝観所要時間を約30分としています。
銀閣寺を見たあと、哲学の道や祇園などを巡りながら清水寺へ南下すれば、移動そのものを京都観光として楽しめます。時間優先ならバス、景色優先なら徒歩を組み合わせましょう。
まとめ
銀閣寺から清水寺へ移動するなら、曜日と混雑状況に合わせて交通手段を選ぶことがポイントです。
土休日は観光特急バスEX100を利用すれば、銀閣寺前から清水寺最寄りの清水道方面へ乗り換えなしで移動できます。平日は銀閣寺道から203系統で祇園へ向かい、徒歩または清水寺方面のバスへ乗り継ぐ方法が分かりやすいでしょう。
時間に余裕があるなら、哲学の道、南禅寺、八坂神社、二年坂などを組み合わせると、移動そのものが京都らしい観光コースになります。
京都は季節によってバスや道路が混雑するため、当日の時刻表と寺院の拝観時間を公式情報で確認し、余裕のあるスケジュールで銀閣寺と清水寺を楽しんでください。
参考情報(記事作成時に確認したページ)
- 京都市交通局「観光特急バス EX100・EX101」
銀閣寺前・祇園・清水道・五条坂を結ぶEX100の運行経路、土休日運行、運賃などを確認。 - 京都市交通局「203号系統 市バス時刻表」
銀閣寺道から知恩院前・祇園・四条河原町方面へ向かう経路を確認。 - 京都市交通局「207号系統 市バス時刻表」
祇園・清水道・五条坂など、清水寺方面への移動に利用できる停留所を確認。 - 京都市交通局「市バスの乗りかた・運賃」
市バス均一区間の大人230円、観光特急バス500円、地下鉄・バス1日券1,100円などを確認。 - 銀閣寺公式サイト「銀閣寺|臨済宗相国寺派」
所在地、銀閣寺道からのアクセス、夏季・冬季の拝観時間を確認。 - 銀閣寺公式サイト「参拝志納料改定のお知らせ」
2026年4月1日から高校生以上1,000円、小・中学生500円となった参拝志納料を確認。 - 銀閣寺公式サイト「よくある質問」
通常の拝観所要時間が約30分であることなどを確認。 - 清水寺公式サイト「拝観時間のご案内」
通常は6:00開門、7・8月は18:30閉門など、季節ごとの拝観時間を確認。 - 清水寺公式サイト「交通」
清水坂から仁王門へ向かうルート、茶わん坂から入るルートなど、境内へのアクセス方法を確認。 - 清水寺公式サイト「夜間特別拝観・千日詣り」
2026年8月14日〜16日の夏の夜間特別拝観、21:30閉門・21:00受付終了などを確認。 - 京都市公式「京都観光Navi|哲学の道」
銀閣寺から若王子神社付近まで続く約2kmの散歩道であることや、南禅寺方面へつながる観光ルートの参考情報を確認。


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