金閣寺を見たあと、「次は銀閣寺へ行きたいけれど、どう移動すればいい?」と迷う方は少なくありません。京都はバス路線が多く、同じ名前の停留所でも行き先を確認しないと戸惑いやすい場所です。金閣寺から銀閣寺へは、市バスを利用すれば乗り換えなしで移動できます。
この記事では、204系統や土休日に利用できる102系統、料金、所要時間の考え方、拝観時間、混雑時の注意点まで解説します。金閣寺と銀閣寺を無理なく1日で楽しみたい方は、ぜひ旅程づくりに役立ててください。
金閣寺から銀閣寺への行き方|迷いにくい移動方法を解説

金閣寺から銀閣寺へ移動するとき、まず覚えておきたいのが「金閣寺道」と「銀閣寺道」という2つの市バス停です。京都市内を横断する移動になりますが、市バスには両方の停留所を結ぶ路線があります。
電車を何度も乗り継ぐ必要はないため、初めて京都を訪れる方でも比較的わかりやすいルートです。
金閣寺から銀閣寺は市バス204系統なら乗り換えなし
基本ルートとして覚えておきたいのが、京都市バス204系統です。金閣寺を拝観したら「金閣寺道」まで歩き、「円町・銀閣寺」方面の204系統に乗車します。そのまま「銀閣寺道」で降りれば、途中でバスを乗り換える必要はありません。
204系統は、金閣寺道から北野白梅町、西ノ京円町、烏丸丸太町、熊野神社前などを通って銀閣寺道へ向かいます。乗る前にはバス正面や停留所の表示で「204」「円町・銀閣寺方面」を確認しておくと安心です。
京都のバスは似た系統番号や同名停留所が多いため、「204なら何でもよい」と思わず、進行方向まで見ることが大切です。
土休日なら102系統で金閣寺から銀閣寺へ向かえる
土曜日・休日に観光する場合は、市バス102系統も候補になります。102系統は金閣寺方面と銀閣寺方面を結ぶ観光に便利な路線で、「金閣寺道」から「銀閣寺道」まで乗り換えなしで移動できます。
204系統より停車する場所が絞られているため、運行タイミングが合えば使いやすいでしょう。ただし、通常の平日に同じ感覚で利用しようとすると予定が合いません。
旅行当日は「102が来るまで長く待つなら204に乗る」という柔軟な考え方がおすすめです。バス停で次の発車時刻を確認し、早く来る使いやすい便を選びましょう。
金閣寺から銀閣寺までタクシーを利用する方法
荷物が多いときや、小さな子ども・高齢の家族と一緒に観光するときはタクシーも便利です。金閣寺周辺から「銀閣寺の入口付近まで」と伝えれば、バス停から歩く負担を減らせます。
ただし、京都市内は観光シーズンや通勤時間帯に道路が混雑することがあります。タクシーだから必ず短時間で到着するとは限りません。料金も道路状況や利用する経路によって変わります。
2~4人ほどで移動する場合や、銀閣寺の拝観終了時間が近づいている場合には検討する価値があります。移動費を抑えたいなら市バス、体力や時間を優先したいならタクシーと考えると選びやすいでしょう。
金閣寺から金閣寺道バス停までの歩き方
金閣寺の最寄りとなる市バス停は「金閣寺道」です。金閣寺の参拝を終えたら出口から大通り側へ進み、乗車する系統と行き先を確認します。
注意したいのは、交差点周辺では同じ「金閣寺道」という名称でも進行方向によって乗り場が分かれていることです。銀閣寺へ行く場合は204系統の「円町・銀閣寺方面」、土休日に102系統を利用する場合は「出町柳駅・銀閣寺方面」を確認してください。
Googleマップだけを見るのではなく、現地のバス停標識に記載された系統番号まで照合すると乗り間違いを防げます。
金閣寺から銀閣寺までの所要時間は余裕を持って考える
京都観光では、地図上の距離だけで移動時間を決めないことが大切です。金閣寺から銀閣寺へはバス1本で行けますが、204系統は市街地の複数の停留所を経由します。
さらに道路渋滞、乗降客の多さ、信号待ちによって到着時間が変わります。そのため「バスに乗った時間」だけでなく、金閣寺から停留所まで歩く時間、バス待ち、銀閣寺道から銀閣寺まで歩く時間を含めて考えましょう。
旅程を組むなら、金閣寺を出てから銀閣寺の入口へ着くまで1時間前後の移動枠を確保しておくと安心です。空いた時間帯なら早く着き、その分を参道散策に使えます。
金閣寺から銀閣寺までのバス料金と1日券
京都市バスの均一運賃区間は、2026年8月時点で大人230円、小児120円です。金閣寺道から銀閣寺道へ市バスで移動するだけなら、通常運賃で利用する方法がわかりやすいでしょう。
一方、京都市内でバスや地下鉄を何度も利用する日は「地下鉄・バス1日券」も選択肢です。発売額は大人1,100円、小児550円となっています。
| 利用方法 | 大人料金の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 市バス1乗車 | 230円 | 金閣寺から銀閣寺だけ移動する人 |
| 地下鉄・バス1日券 | 1,100円 | 1日に何度も公共交通を利用する人 |
単純に市バスだけを使う場合、4回なら920円、5回なら1,150円です。ほかの移動も含めて判断してください。
観光シーズンに金閣寺から銀閣寺へ移動するときの注意点
桜、ゴールデンウィーク、紅葉シーズンなどは、京都市内の主要観光地周辺が混雑します。金閣寺と銀閣寺はいずれも人気が高いため、昼前後から午後にかけてバスが混みやすい日もあります。
予定を詰め込みすぎると、バスが少し遅れただけで銀閣寺の拝観時間が足りなくなるかもしれません。特に午後から移動するときは、閉門間際の到着にならないよう注意しましょう。
できれば朝から金閣寺を観光し、午前中のうちに銀閣寺方面へ移動する流れがおすすめです。混雑していた場合に備え、代替手段としてタクシーも候補に入れておくと安心感があります。
金閣寺から銀閣寺へ行く前に確認したい拝観情報
2つのお寺を同じ日に巡るなら、移動方法だけでなく拝観時間を先に確認しておくことが重要です。特に銀閣寺は季節によって拝観時間が変わります。「着いたのにほとんど見られなかった」という残念な旅にしないためにも、金閣寺を何時に出発するかまで事前に決めておきましょう。
金閣寺の拝観時間と料金を確認してから出発する
金閣寺の正式名称は鹿苑寺です。公式案内では、参拝時間は午前9時から午後5時まで。参拝料金は高校生以上500円、小・中学生300円となっています。
金色に輝く舎利殿だけを見る場所と思われがちですが、境内には庭園や散策路があり、写真を撮りながら歩くと意外に時間がかかります。目安として45分から1時間ほど余裕を持って予定すると、その後の銀閣寺への移動も落ち着いて行えます。
特別拝観などでは時間や料金が通常と異なる場合があります。旅行直前には臨済宗相国寺派の金閣寺公式サイトで最新情報を確認してください。
金閣寺では舎利殿だけでなく庭園までゆっくり巡る
金閣寺といえば鏡湖池越しに眺める舎利殿が有名ですが、写真を撮った直後に引き返すのは少しもったいないところです。池を囲む景観や境内の道を歩くことで、北山文化を象徴する空間全体を味わえます。
金閣寺は室町幕府三代将軍・足利義満の山荘「北山殿」を起源とし、義満の死後に寺となりました。建物だけでなく庭園まで含めて見ると、その歴史的背景も感じやすくなります。
銀閣寺では異なる美意識に触れられるため、同日に巡ることで「金」と「銀」という見た目だけではない文化の違いを楽しめるでしょう。
銀閣寺の閉門時間から逆算して金閣寺を出発する
銀閣寺の正式名称は慈照寺です。公式案内では、3月1日から11月30日は午前8時30分から午後5時、12月1日から2月末までは午前9時から午後4時30分が拝観時間となっています。
参拝料金は高校生以上1,000円、小・中学生500円です。また、公式FAQでは通常の拝観所要時間を約30分と案内しています。
冬は夏季より終了時間が早いため、午後から金閣寺を出発する場合は特に注意しましょう。銀閣寺道から境内まで歩く時間も必要です。閉門時間ぎりぎりではなく、遅くとも終了の1時間ほど前には銀閣寺周辺へ着く旅程にすると落ち着いて楽しめます。
銀閣寺に到着してから楽しみたい見どころと周辺散策
「銀閣寺道」に到着しても、すぐ目の前が境内というわけではありません。バスを降りてから参道方向へ歩く時間も観光プランに含めておきましょう。この一帯は銀閣寺だけで帰るより、哲学の道まで一緒に歩くことで東山らしい落ち着いた京都の風景を楽しめます。
銀閣寺道バス停から銀閣寺までは徒歩で向かう
市バス「銀閣寺道」で降りたら、白川通今出川付近から東へ進みます。疏水沿いを歩き、銀閣寺橋や哲学の道の入口付近を越えると銀閣寺参道へ続きます。
京都市公式の観光案内でも、銀閣寺道から東へ進み、参道を上って銀閣寺へ向かうアクセスが紹介されています。目安として徒歩10分ほどを見込んでおくとよいでしょう。
参道には飲食店や土産物店もあり、つい立ち寄りたくなる場所です。拝観終了時間が近い場合は、まず銀閣寺を拝観してから帰りにゆっくり散策する順番にすると時間を気にせず楽しめます。
銀閣寺では観音殿と庭園をじっくり楽しむ
銀閣寺では、観音殿「銀閣」と庭園が大きな見どころです。金閣寺の華やかな印象から移動してくると、銀閣寺の控えめで静かな雰囲気との違いがより鮮明に感じられるでしょう。
足利義政が造営した東山殿を起源とする銀閣寺は、東山文化を伝える代表的な場所です。銀沙灘や向月台、錦鏡池を含む庭園を歩くと、建物だけを写真で見るのとは違った奥行きを味わえます。
通常は庭園を中心とした拝観となり、東求堂などの建物内部は春秋の特別公開時などに限られます。公開内容は時期によって異なるため、公式サイトで確認して訪れましょう。
銀閣寺から哲学の道へ足を延ばして京都を散策する
銀閣寺を見終えたあとに時間があれば、哲学の道を歩いてみましょう。京都市公式観光情報によると、哲学の道は銀閣寺付近から若王子神社付近まで続く約2kmの散歩道です。
琵琶湖疏水沿いに続く道で、春は桜、秋は紅葉を楽しめる場所として知られています。金閣寺からバスで移動したあと、最後にのんびり歩くと京都観光の雰囲気が大きく変わります。
体力と時間に余裕があれば南へ進み、永観堂や南禅寺方面まで観光範囲を広げることもできます。歩き疲れている日は哲学の道を少しだけ散策して引き返しても十分楽しめます。
金閣寺と銀閣寺を1日で効率よく観光するモデルコース
金閣寺と銀閣寺は京都市の西側と東側に離れていますが、朝から動けば同じ日に十分観光できます。ポイントは、人気スポットを欲張って詰め込みすぎないことです。金閣寺を朝に見て、市バスで東へ移動し、銀閣寺から哲学の道へ進む流れなら方向もわかりやすくなります。
午前に金閣寺を訪れてから銀閣寺へ移動する半日コース
効率を重視するなら、金閣寺の開門時間に合わせて午前9時ごろから拝観を始めるプランがおすすめです。10時前後まで境内を楽しみ、その後「金閣寺道」から204系統、土休日なら時間が合えば102系統で銀閣寺方面へ向かいます。
11時前後から昼ごろに銀閣寺周辺へ到着できれば、参拝後に昼食や哲学の道の散策時間を取りやすくなります。
一例としては「9:00金閣寺→10:00移動開始→11:00前後銀閣寺周辺→12:00前後昼食→午後は哲学の道」という流れです。実際には交通状況を見ながら30分程度の余裕を持たせてください。
金閣寺と銀閣寺に周辺スポットを加える1日コース
1日使える場合は、金閣寺と銀閣寺だけで終わらせず、それぞれの周辺を組み合わせると京都らしい旅になります。午前中に金閣寺を見たあと銀閣寺へ移動し、午後は哲学の道から岡崎方面へ進むコースが組みやすいでしょう。
たとえば次の流れです。
- 9:00 金閣寺
- 10:00~10:30ごろ 金閣寺道から移動
- 11:00~12:00ごろ 銀閣寺
- 12:00~13:00 銀閣寺周辺で昼食
- 13:00以降 哲学の道を散策
- 時間と体力があれば永観堂・南禅寺方面へ
哲学の道は約2kmあります。寺院の拝観に加えて歩くため、歩きやすい靴がおすすめです。
桜や紅葉の季節は移動時間を長めに確保する
春の桜と秋の紅葉シーズンは、通常期と同じ感覚で予定を組まないほうが安心です。道路渋滞だけでなく、バス停で乗車まで待つ時間や、寺院の入口まで人の流れがゆっくりになることもあります。
特に哲学の道は桜と紅葉の人気スポットでもあります。銀閣寺まで見たあと哲学の道を歩きたいなら、午後遅くではなく早めに東山エリアへ着いておきたいところです。
「予定より30分遅れても問題ない」程度の余白を作ると気持ちも楽になります。せっかく京都まで来たのに時計ばかり見る旅にならないよう、観光地の数より滞在の質を優先するのもおすすめです。
金閣寺から銀閣寺への移動でよくある疑問
金閣寺と銀閣寺を結ぶ移動は難しくありませんが、京都市バスに慣れていないと「逆方向でも同じ?」「子ども連れは大丈夫?」「時刻表はどこで確認する?」と疑問が出てきます。最後に、実際の旅行計画で迷いやすいポイントを整理しておきましょう。
銀閣寺から金閣寺へ逆方向に移動することもできる
この記事では金閣寺から銀閣寺へ向かうルートを紹介していますが、逆方向の観光も可能です。京都市バス204系統は銀閣寺道と金閣寺道を結んでおり、「銀閣寺道」から金閣寺方面へ移動できます。
ただし、循環系統では方向によって経由する場所が異なります。逆ルートの場合も、停留所に書かれた行き先と系統番号を確認してから乗車してください。
朝に銀閣寺や哲学の道を歩き、午後に金閣寺を訪れるプランも作れます。ただし金閣寺の参拝時間は午後5時までなので、午後遅くなりすぎないよう移動時間には余裕を持ちましょう。
子連れや荷物が多い場合はバスとタクシーを使い分ける
金閣寺から銀閣寺は乗り換えなしの市バスを使えるため、子ども連れでも比較的移動しやすい区間です。ただし、混雑した車内でベビーカーや大きなキャリーケースを持って移動するのは大変に感じることがあります。
家族旅行では、朝の空いている時間はバスを利用し、疲れが出てくる午後だけタクシーを使う方法もあります。全区間をタクシーにするより費用を抑えながら、移動の負担を減らせます。
大きな荷物は可能なら京都駅や宿泊施設の荷物預かりサービスを活用し、寺院観光は身軽な状態で楽しむと移動しやすくなります。
金閣寺から銀閣寺へ行く当日は最新の時刻表を確認する
京都市バスの運行内容は、ダイヤ改正や季節、曜日によって変わる可能性があります。この記事で紹介した内容だけを保存して数か月後にそのまま使うのではなく、旅行当日に最新情報を確認してください。
特に102系統は運行日を確認することが重要です。204系統を基本ルートとして考え、利用日に102系統が便利な時間帯で運行していれば選ぶ、という考え方なら迷いにくいでしょう。
金閣寺と銀閣寺の拝観時間や料金についても変更される場合があります。京都市交通局、金閣寺・銀閣寺の公式サイトを出発前に確認し、最新情報を基準に旅程を整えてください。
まとめ
金閣寺から銀閣寺へ移動するなら、基本は京都市バス204系統を利用するとわかりやすく、「金閣寺道」から「銀閣寺道」まで乗り換えなしで向かえます。
土休日は、運行時間が合えば102系統も便利です。京都は道路状況によってバスが遅れることがあるため、銀閣寺の拝観時間から逆算し、移動には1時間前後の余裕を持たせておくと安心でしょう。
朝に金閣寺を訪れ、午前中に銀閣寺へ移動したあと哲学の道を散策する流れなら、2つの世界遺産と東山の街歩きを無理なく楽しめます。
旅行当日は京都市交通局と各寺院の公式サイトで最新の運行・拝観情報を確認し、時間に追われない京都観光を楽しんでください。
参考情報(記事作成時に確認したページ)
- 臨済宗相国寺派「金閣寺|アクセス」
金閣寺の参拝時間、参拝料金、所在地、交通アクセスなどを確認。 - 臨済宗相国寺派「金閣寺」
正式名称が鹿苑寺であることや、金閣寺の概要・歴史などを確認。 - 臨済宗相国寺派「銀閣寺|アクセス」
銀閣寺の参拝時間、参拝料金、所在地、市バス「銀閣寺道」からのアクセスなどを確認。 - 臨済宗相国寺派「銀閣寺|よくある質問」
通常の拝観所要時間が約30分であることや、車椅子・ベビーカー、駐車場などの情報を確認。 - 京都市交通局「金閣寺道 発 204号系統 円町・銀閣寺行き」
金閣寺道から銀閣寺方面へ204系統で移動できることや、曜日別の時刻表を確認。 - 京都市交通局「金閣寺道 発 102号系統 出町柳駅・銀閣寺行き」
土曜日・休日を中心に利用できる102系統と、金閣寺道から銀閣寺方面への運行情報を確認。 - 京都市交通局「定期券以外の運賃(市バス)」
市バス均一運賃区間の大人230円、小児120円という普通運賃を確認。 - 京都市交通局「地下鉄・バス1日券」
地下鉄・バス1日券の大人1,100円、小児550円という発売額や利用可能範囲を確認。 - 京都市公式観光サイト「哲学の道」
銀閣寺付近から若王子神社付近まで続く約2kmの散歩道であることなど、銀閣寺周辺観光の情報を確認。 - 京都市公式観光サイト「主要観光地への快適なアクセス 銀閣寺・哲学の道」
銀閣寺道から銀閣寺までの歩き方、102系統を含む公共交通でのアクセス、哲学の道への移動方法などを確認。


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