金閣寺を見たあと、「次は二条城へ行きたいけれど、どのバスに乗ればいい?」と迷う方は少なくありません。実は金閣寺から二条城へは、市バスを使えば乗り換えなしで移動できます。ただし、京都は季節や時間帯によって道路が混みやすく、移動時間には少し余裕を持っておきたいところです。
この記事では、金閣寺から二条城へのバス・地下鉄・タクシーでの行き方や料金、所要時間の考え方をわかりやすく解説します。さらに、2つの世界遺産を同じ日に効率よく巡る観光プランや途中で立ち寄れるスポットも紹介します。
金閣寺から二条城への行き方は?バス・地下鉄・タクシーを比較

金閣寺から二条城へ向かう方法はいくつかありますが、初めて京都を訪れる方なら市バス12号系統が分かりやすいでしょう。「金閣寺道」から「二条城前」まで乗り換えなしで移動できます。
一方、道路が混雑する時期には、地下鉄を組み合わせたりタクシーを使ったりする方法もあります。時間、料金、荷物の量に合わせて選ぶのがポイントです。
金閣寺から二条城へは市バス12号系統なら乗り換えなし
金閣寺から二条城への移動で分かりやすいのが京都市バス12号系統です。金閣寺の最寄りにある「金閣寺道」から乗車し、「二条城前」で下車できます。途中で別のバスや電車に乗り換える必要がないため、京都の交通機関に慣れていない方にも利用しやすい方法です。
12号系統は金閣寺道、大徳寺前、堀川今出川、一条戻橋・晴明神社前、堀川丸太町、二条城前などを結んでいます。
金閣寺を観光したあと、そのまま二条城へ向かいたい場合は便利です。ただし、同じ12号系統でも反対方向へ乗らないよう、「四条河原町・三条京阪方面」へ向かう便かを確認してから乗車しましょう。
金閣寺から二条城までの所要時間の目安
金閣寺から二条城までは、交通状況がスムーズならバス移動そのものはおおむね30分前後を見込んでおくと計画しやすくなります。ただし、京都市内のバスは道路状況によって所要時間が大きく変わります。
特に桜や紅葉の時期、土日祝日、午前から夕方の観光客が集中する時間帯は、予定より時間がかかることがあります。
そのため、旅行の日程を組む際には「バスに乗っている時間」だけではなく、金閣寺からバス停までの徒歩、バスの待ち時間、二条城に到着してから入口まで移動する時間まで考えておきましょう。次の予定まで少なくとも30分程度の余裕を作っておくと安心です。
金閣寺から二条城までのバス料金はいくら?
京都市バス12号系統は均一系統です。均一区間の普通運賃は大人230円、小児120円となっています。現金のほか、ICOCAやSuicaなどの交通系ICカードも利用できます。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 利用するバス | 京都市バス12号系統 |
| 乗車停留所 | 金閣寺道 |
| 下車停留所 | 二条城前 |
| 普通運賃 | 大人230円・小児120円 |
| 乗り換え | なし |
京都市内を一日に何度もバスや地下鉄で移動する予定なら、地下鉄・バス1日券と通常運賃を比較してみるのもよいでしょう。観光ルート全体の乗車回数を数えてから購入すると、無駄がありません。
金閣寺道バス停はどこにある?
金閣寺の公式案内では、公共交通機関を利用する場合の最寄り停留所として京都市バス「金閣寺道」が案内されています。金閣寺の参拝を終えたら出口から西大路通方面へ進み、利用する系統と行き先を確認してバス停へ向かいましょう。
金閣寺道には複数の系統が発着するため、「金閣寺道という名前だからどのバスでも二条城へ行ける」というわけではありません。
二条城へ直接向かう場合は12号系統を探すのが基本です。バス停には系統番号と行き先が表示されています。不安な場合は乗車前にスマートフォンで京都市交通局の時刻表を確認すると、反対方向への乗車を防ぎやすくなります。
二条城前バス停から二条城入口までの行き方
12号系統で「二条城前」に到着したら、二条城はすぐ近くです。二条城は京都市中京区二条通堀川西入二条城町541にあり、東側の堀川通沿いに主要な入口があります。
二条城は敷地が広いため、「到着したらすぐ見学終了」という観光地ではありません。二の丸御殿や庭園までゆっくり見たい場合は、まとまった観光時間を確保しておきましょう。
また、二の丸御殿や本丸御殿では観覧条件が異なります。本丸御殿は事前予約制となっているため、見学したい場合は旅行前に公式サイトでWEBチケットを確認しておく必要があります。
金閣寺から二条城へ地下鉄を組み合わせる方法
金閣寺のすぐ近くには地下鉄駅がありません。そのため、地下鉄だけで二条城まで移動することはできず、バスなどを組み合わせる必要があります。
二条城には京都市営地下鉄東西線の「二条城前駅」があるため、道路混雑を避けたい日は途中から地下鉄へ切り替える選択肢があります。ただ、乗り換え回数が増えるため、単純さでは直通の12号系統に軍配が上がります。
「なるべく迷いたくない」という方は直通バス、「道路の渋滞が気になる」「このあと地下鉄沿線へ移動したい」という方は地下鉄を組み合わせる、と考えると選びやすいでしょう。京都では距離だけでなく、その日の混雑状況で交通手段を変えるのがコツです。
金閣寺から二条城へタクシーで移動する場合
荷物が多い方、小さな子どもや高齢の家族と一緒に旅行している方にはタクシーも便利です。金閣寺から二条城まで直接移動できるため、バス停を探したり満員の車内で立ったりする負担を減らせます。
複数人で乗車すれば一人当たりの負担も抑えやすくなります。ただし、タクシーも道路を走るため、観光シーズンには渋滞の影響を受けます。
料金や到着時間は道路状況、経路、乗車場所によって変化します。「多少費用がかかっても体力を温存したい」という日に選ぶと満足しやすいでしょう。特に夏の暑い日や雨の日には、想像以上にありがたく感じる移動手段です。
金閣寺から二条城までバスで移動する手順
初めて京都市バスに乗ると、「どこから乗るの?」「どこで降りるの?」と少し緊張するかもしれません。しかし、金閣寺から二条城へのルートは比較的シンプルです。基本は金閣寺道から12号系統に乗り、二条城前で降りるだけ。ここでは実際の観光をイメージしながら順番を確認します。
金閣寺を出たら金閣寺道バス停へ向かう
まずは金閣寺の参拝を終え、金閣寺道バス停へ向かいます。金閣寺の正式名称は鹿苑寺ですが、交通案内では一般的な呼び名である「金閣寺」が使われているため、それほど迷うことはありません。
金閣寺の公式情報では、参拝時間は9時から17時、参拝料金は高校生以上500円、小・中学生300円です。年中無休ですが、特別拝観時などは時間が変更される場合があります。
朝から観光するなら9時の参拝開始に合わせて訪れ、その後二条城へ向かうと一日を効率よく使えます。境内を急いで回るのではなく、鏡湖池越しの舎利殿などを楽しんでから移動しましょう。
12号系統で二条城前まで移動する
金閣寺道に着いたら、12号系統の四条河原町・三条京阪方面へ向かうバスを利用します。京都市交通局の時刻表では、12号系統が金閣寺道と二条城前の両方に停車することが確認できます。
車内では次の停留所が案内されるので、「二条城前」が近づいたら降車ボタンを押します。交通系ICカードを使う場合は、降車時に読み取り機へタッチして支払います。
バスは観光客だけでなく、地元の方も日常的に利用する公共交通機関です。大きな荷物はできるだけ身体の近くにまとめ、混雑時には通路を塞がないようにすると、お互い気持ちよく利用できます。
京都のバスで混雑や遅延を避けるポイント
京都観光では「地図上では近いのに、思った以上に移動に時間がかかった」ということがあります。その理由の一つが道路混雑です。バスは便利ですが、観光シーズンには渋滞の影響を受けます。
対策としておすすめなのは、予定を詰め込みすぎないことです。たとえば二条城のあとに予約時間が決まっている食事や新幹線を控えている場合、乗換案内に表示された最短時間だけで判断しないほうが安心です。
また、可能なら朝の早い時間から観光を始めましょう。金閣寺を午前中に訪れて二条城へ移動すれば、夕方に慌てるリスクも抑えられます。京都では「一つ多く回る」より「少し余裕を残す」旅程のほうが、結果として楽しめます。
金閣寺と二条城を同じ日に観光するおすすめプラン
金閣寺と二条城は同じ日に十分組み合わせられる観光スポットです。ただし、どちらも世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産で、見どころが豊富です。写真を撮るだけで急いで移動するより、それぞれに見学時間を確保したほうが満足度は高くなります。特に二条城は建物と庭園を歩く時間を考えて予定を組みましょう。
午前に金閣寺を観光して二条城へ向かうプラン
効率を重視するなら、午前に金閣寺、午後に二条城という流れが使いやすいでしょう。たとえば9時ごろ金閣寺に入り、境内を見学したあと金閣寺道から12号系統で二条城前へ向かいます。
昼前後に二条城周辺へ到着できれば、ランチと二条城観光を組み合わせやすくなります。
一例としては次の流れです。
- 9:00ごろ 金閣寺参拝
- 10:00〜10:30ごろ 金閣寺道へ移動
- 12号系統で二条城方面へ
- 昼前後 二条城周辺に到着
- ランチ後 二条城観光
- 午後 京都御所、烏丸御池、四条方面へ移動
時間は混雑によって変わるため、あくまで余裕を持ったモデルとして考えてください。
二条城の見学時間を考えて余裕を持って移動する
二条城に着いてからは、国宝の二の丸御殿、二の丸庭園、本丸エリアなど見どころが続きます。公式FAQでは、本丸庭園や本丸御殿まで観覧する場合、合計2時間30分から3時間程度が目安として案内されています。
「午後4時ごろ着けば何とかなる」と考えると、見たい場所を十分に回れない可能性があります。
二条城の通常の開城時間は8時45分から16時までで、閉城は17時です。二の丸御殿の観覧受付は16時10分まで。本丸御殿は9時30分から16時までで、事前予約制です。
じっくり見学するなら、できれば14時台までには到着できるよう旅程を組むと余裕が生まれます。
金閣寺と二条城の拝観・入城料金と時間を確認する
金閣寺と二条城は、料金体系が異なります。金閣寺は高校生以上500円、小・中学生300円で、参拝時間は9時から17時です。
二条城は一般の入城券が800円で、二の丸御殿まで観覧する場合は一般1,300円です。本丸御殿は別途観覧券が必要で、一般1,000円となっています。
| 観光地 | 主な料金 | 主な時間 |
|---|---|---|
| 金閣寺 | 高校生以上500円 | 9:00〜17:00 |
| 二条城 | 一般入城券800円 | 8:45〜16:00受付・17:00閉城 |
| 二条城+二の丸御殿 | 一般1,300円 | 二の丸御殿受付は16:10まで |
| 本丸御殿 | 一般1,000円・入城券別途 | 事前予約制 |
料金や公開状況は変更される可能性があるため、旅行直前に公式サイトを確認しておくと安心です。
金閣寺から二条城の途中で立ち寄りたい京都観光スポット
金閣寺から二条城へ直行するだけでも十分楽しめますが、時間に余裕があれば途中の寺院や神社を組み合わせるのも京都らしい旅になります。ただし、立ち寄り先を増やすほど二条城への到着は遅くなります。「全部見たい」と欲張るより、自分が一番興味を持てる場所を一つ加えるくらいがおすすめです。
金閣寺と二条城の間で大徳寺に立ち寄る
12号系統は「大徳寺前」を通るため、寺院巡りが好きなら大徳寺周辺を組み合わせる方法があります。大徳寺は広い境内に塔頭が点在する禅寺で、金閣寺とはまた違った落ち着いた京都の雰囲気を感じられます。
金閣寺道からバスに乗り、大徳寺前でいったん下車。その後、再び12号系統などを使って二条城方面へ向かう流れです。
ただし、塔頭によって公開日や拝観時間、料金が異なるため、訪れたい場所が決まっている場合は公式情報を事前に確認してください。静かな寺院をゆっくり歩きたい方には魅力的ですが、二条城をじっくり見たい日は直行したほうが時間に余裕ができます。
北野天満宮を組み合わせて京都らしい一日を楽しむ
学問の神様として知られる北野天満宮も金閣寺から比較的訪れやすい場所です。受験祈願はもちろん、梅や紅葉の時期に訪れたい方も多いでしょう。
ただし、金閣寺から二条城へ直行する12号系統のルートからは少し外れるため、北野天満宮を加える場合はバスの乗り換えや徒歩を含めた旅程を考える必要があります。
金閣寺、北野天満宮、二条城という3か所を一日に巡ること自体は可能ですが、それぞれを丁寧に楽しむなら午前の早い時間から行動するのがおすすめです。御朱印や境内散策を楽しみたい方は、観光スポット数を増やしすぎないほうが気持ちに余裕を持てます。
二条城観光後は京都御所や四条方面へ足を延ばす
二条城を見終えたあとも観光を続けるなら、京都御所方面や烏丸御池、四条河原町方面へ移動しやすいのが魅力です。
歴史をテーマに一日をまとめたいなら京都御所方面へ。夕食や買い物を楽しみたいなら四条・河原町方面へ向かうと自然な流れになります。
二条城の近くには地下鉄東西線「二条城前駅」があるため、午後から夕方にかけてはバスだけにこだわらず地下鉄へ切り替えるのも便利です。朝は金閣寺、昼から二条城、夕方以降は京都中心部という流れにすれば、移動距離を抑えながら京都のさまざまな表情を楽しめます。
金閣寺から二条城へ移動するときに知っておきたい注意点
金閣寺から二条城へのアクセス自体は難しくありません。しかし、京都では交通混雑と各施設の受付時間が観光計画を左右します。「バス一本だから大丈夫」と考えてギリギリの予定を立てるより、少し時間を残しておくのがおすすめです。最後に、失敗しやすいポイントを確認しておきましょう。
京都の観光シーズンはバスの混雑を想定する
春の桜、秋の紅葉、大型連休などは京都市内の道路や公共交通機関が混みやすくなります。金閣寺周辺は特に観光客が集まるため、バスが予定時刻どおり進まない可能性も考えておきましょう。
混雑日には、金閣寺の観光開始を早めるだけでも旅程に余裕ができます。朝一番に近い時間に金閣寺へ入り、その後二条城へ移動する流れなら、午後の予定を立てやすくなります。
反対に、夕方近くまで金閣寺周辺にいると、二条城の受付時間に間に合わない場合があります。リアルタイムの運行情報も確認しながら、「予定より一本早いバスに乗れたらラッキー」くらいの余裕を持って行動すると安心です。
二条城の休城日と御殿の観覧休止日に注意する
二条城は「城自体が開いている日」と「御殿を観覧できる日」が必ずしも同じではない点に注意しましょう。
通常の休城日は12月29日から31日です。一方、二の丸御殿には1月・7月・8月・12月の毎週火曜日など、別に観覧休止日が設定されています。また、本丸御殿にも毎月第3月曜日とその翌日などの観覧休止日があります。
さらに、本丸御殿の観覧は事前予約制です。「二条城へ行けば当日そのまま全部見られる」と思い込まず、見たい施設を先に決めて公式情報を確認しましょう。せっかく金閣寺から移動したのに目的の御殿が休みだった、という残念な事態を防げます。
金閣寺から二条城は時間と体力に合わせて移動方法を選ぶ
金閣寺から二条城へは、安く簡単に移動したいなら12号系統のバスが使いやすい選択肢です。ただし、それがすべての旅行者にとって最適とは限りません。
荷物が多い、子どもが疲れている、真夏で暑い、雨が強いといった日はタクシーのほうが快適でしょう。一方、道路が大きく混雑している日は、途中から地下鉄を利用する方法も考えられます。
京都観光では「一番安い方法」だけで決めず、時間と体力を含めて考えるのが大切です。金閣寺と二条城はどちらも歩いて楽しむ場所だからこそ、移動で疲れ切らないことも旅の満足度につながります。
まとめ
金閣寺から二条城へ向かうなら、京都市バス12号系統を利用すると「金閣寺道」から「二条城前」まで乗り換えなしで移動でき、初めて京都を訪れる方にも分かりやすい方法です。
道路が混雑していなければ移動しやすいルートですが、桜や紅葉の時期、土日祝日は遅延も考えて余裕を持ちましょう。
金閣寺は9時から参拝できるため、午前中に金閣寺を見学し、その後二条城へ向かうプランがおすすめです。
二条城は二の丸御殿や本丸御殿によって受付時間や観覧条件が異なり、本丸御殿は事前予約が必要です。旅行前には必ず最新の公式情報を確認してください。時間や体力に余裕がなければタクシーも選択肢に入れ、無理のない京都観光を楽しみましょう。
参考情報(記事作成時に確認したページ)
- 金閣寺公式サイト「アクセス」
金閣寺の所在地、最寄りの「金閣寺道」バス停、参拝時間、参拝料金などを確認。 - 金閣寺公式サイト「よくある質問」
開門時間や拝観に関する基本情報を確認。 - 京都市交通局「京都市バス時刻表:12号系統」
12号系統が金閣寺道・大徳寺前・二条城前などを経由することを確認。 - 京都市交通局「金閣寺道 発 12号系統 四条河原町・三条京阪行き」
金閣寺道から二条城前まで乗り換えなしで移動できる停車順を確認。 - 京都市交通局「定期券以外の運賃(市バス)」
市バス均一区間の普通運賃が大人230円、小児120円であること、交通系ICカードが利用できることを確認。 - 京都市交通局「市バスの乗り方」
ICカードや現金での支払い方法、京都市バスの基本的な乗降方法を確認。 - 元離宮二条城公式サイト「交通アクセス」
「二条城前」バス停や地下鉄東西線「二条城前駅」など、二条城への公共交通アクセスを確認。 - 元離宮二条城公式サイト「開城時間・休城日等」
開城・閉城時間、二の丸御殿や本丸御殿の観覧時間、休城日・観覧休止日を確認。 - 元離宮二条城公式サイト「チケット」
入城券、二の丸御殿観覧券、本丸御殿観覧券などの料金・購入条件を確認。 - 元離宮二条城公式サイト「本丸御殿の観覧について」
本丸御殿が事前予約制であること、WEBチケット、東大手門から本丸御殿までの移動時間などを確認。


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